資格

【40代未経験2ヶ月半独学で1発合格】宅建合格への道

今回は40代で不動産業未経験でありながら2ヶ月独学で宅建試験に1発合格した勉強方法などをシェアしたいと思います。
不動産業で働いている方はもちろん、私のように未経験ながらも宅建士に興味がある方の参考になれば幸いです。

宅建受験理由

・この記事を読めば分かること
・宅建取得のメリット
・実際の勉強時間
・実際に役に立った勉強方法
・社会人での時間捻出の工夫

ではここから具体的なお話を進めていきます。まずは宅建試験を受験しようと思った経緯から。
結論は以下の通りです。

・擁壁という漢字が読めなかった
・新しい事業所を建設するのに、建築に関する話が全く理解ができていなかった。
・法律知識が皆無
・学歴コンプレックスを少しだけ解消したい

実は本業で建築を行うことになり、行政や担当者さんとやりとりする中で「擁壁」が読めなかったことが宅建士を目指すきっかけです。(気になる方は読み仮名調べてみて下さい。)
もちろん読めない漢字があることは恥ずかしいことでもなんでもありません。調べればいいんです。しかし、この単語が読めなかった上に、読み仮名を聞いても意味がわからなかったことが自分の中ではとても衝撃でした。
またこの時期に本業の事業所建設を行うのですが、地区計画や用途制限などこれまた全く知らない単語のオンパレードが続き、そこには様々な関係法令が絡み合っていることも知りました。

「こんなにルールを知らない世界があるのか・・」


と愕然としたことを今でもはっきりと覚えています。
冷静に考えるとそんなことはたくさんあるのですが、自分の無知をとても実感したんですよね。

例えばスポーツでもなんでもルールを知らないと参加すら難しくなりますよね?
お金のルールを学ぶためにFPの勉強をするように、今回は不動産のルールを一部でも学びたい!
と強く感じたのです。

加えて学歴コンプレックスの解消です。先ほど紹介した通り筆者の最終学歴は短大です。
これは保育士資格や幼稚園教諭の免許を取得するためと思い選択した道なのですが、どこかで学歴コンプレックスを感じていました。
宅建試験は合格率が約17%で推移しており、決して合格しやすい試験ではありません。
この試験に大人になり合格することができれば、少しでも自分で自分を褒めることができるのではないかなと思っていたことも理由の一つです。

宅建取得のメリット

次に宅建取得のメリットをまとめます。
結論は以下の点です。

・この年齢でも知識が得られ、成長できるという自信が生まれる
・勉強する習慣が身に付く
・今の職以外でも活躍できるかもしれないという楽観性が育まれる
・家族への感謝の気持ちが膨らむ

40歳を過ぎて宅建試験に合格することは自分の自信に繋がると考えていましたが、これは完全に事実。
初めてテキストを読んだとき本当にちんぷんかんぷんで理解できなかった内容が、勉強を進めるうちにわかるようになっていく過程は本当に楽しかったです。
この年齢の自分でも出来るんだ。成長できるんだという感覚は子どもの頃を思い出しましたし、ワクワクしました。
後にも記しますが、基本的に早朝に主に勉強をしていました。そのおかげで宅建試験が終わった現在も基本的な生活習慣が整ったまま早朝に勉強をしたり、筋トレをする習慣が続いています。
この習慣のおかげで今でも毎日少しずつ成長しているという実感を得ることができています。幾つになっても成長できたという実感はめちゃめちゃ気持ちいいですよ。
資格を取る過程でも自分の成長を感じられましたが、宅建士はその資格を活かし転職することも可能です。40代は転職がとても厳しい年齢ではありますが、宅建士の資格を得たことで何か転職への楽観性も生まれてきており、この感覚が現在の本業の思いきりの良さにもつながっています。
そして何より家族への感謝の気持ちが膨らみます。よく耳にするこの単語ですが、40歳になってからの資格勉強は家族の協力があってこそです。
試験会場に向かう道中や試験が終わった帰り道、自然と感謝の気持ちが溢れてきました。(まだ合格しているかどうかわからないのにです。)

宅建勉強時間

ではここからは実際に行った勉強時間をお伝えします。
結論は以下の点です。

総勉強時間180時間
・どの時間で行ったのか?
朝一と昼休み
睡眠時間は徹底

・総勉強時間は180時間となりました。この勉強時間はnoitonで管理しています。

下記参考資料(宅建業法8点しか取れず泣いていますね。笑)

ただし、後述するyoutubeを移動中には常に聴いているようにしていたので、記録できていない勉強時間を含めるともっと増えるのではないかと思います。勉強を行なっていた時間帯は主に早朝・昼休み。
子どもが小さいということもあり、20:00〜21:00には就寝する生活を送っていました。起床は4:00。そこから仕事前の6:00まで勉強します。この2時間は基本確保し、あとは昼休みに勉強したり、週末は朝に1〜2時間の勉強時間を加えていました。
ウェブを検索すると、勉強時間の目安が200〜400時間と言われていますが、未経験から合格した身としては大切なのは勉強時間ではなく、完全に勉強方法であると確信しました。
そして勉強した内容を記憶に留めるのに重要なことは何より「繰り返すこと」と「眠ること」です。
1度や2度見ただけでは覚えられないことがたくさんあります。それでいいんです。また1度覚えても翌週覚えているとは限りません。

自分の脳に「これは忘れてはいけない重要な情報なんだ」と勘違いさせるために繰り返し問題を解くことが重要です。

実際に役に立った勉強方法

次に私が計画し、役に立った勉強方法をシェアします。

・計画の立て方
・全体を知る
・終わりを知る
・毎日予習と復習を行う
・なぜその選択肢なのかまで答えられるように学ぶ

これはどんなことをする上でも大切にしているのですが、まず全体像を把握し、ゴールから逆算することが重要です。
宅建試験においては「各分野の量」をざっと確認し、覚える量を体感しました。その上で過去問に目を通します。
宅建試験は「宅建業法」「権利関係」「法令上の制限」「税・その他」の4分野から構成されています。出題数は分野ごとに異なり、宅建業法が20問、権利関係が14問、法令上の制限が8問、税・その他が8問。

もちろん最初は50問の問題の意味は全くわからない状態ですが、その状態から39点以上をとるというイメージを持つことが重要です。
自分の理想系は宅建業法18点、権利関係9点、法令上の制限7点、税、その他が5点:計39点という配分です。

この配分をする上で得点比率を考えると宅建業法と法令上の制限でほぼ満点を狙うという作戦のため、この2分野をまずは集中して勉強しました。
テキストを読んでもわからないので、後述するyoutubeがとても役に立ちました。

youtubeがなければ、まず間違いなく合格できなかったと思います。

使用アプリ・テキストなど

・進捗状況確認
notion使用

自分の勉強時間総時間が視覚で確認できるのがオススメポイントです。

これだけ勉強したんだ!というのが目で見てわかるのはモチベーションが上がりますね。

使用アプリなど

・勉強ノート
iPad goodnote
・使用テキスト
宅建士合格のトリセツシリーズ
・基本テキスト
・分野別過去問題集
みんなが欲しかった宅建士の12年過去問題集

基本的に勉強は毎日行います。
間違ってもいいのでガンガン問題を解いていきます。
大事なのは、なぜその答えになるのかを自分で説明できること。
間違えた問題を翌日に自分で説明できるように繰り返しました。
これが一番大事です。

エビングハウスの忘却曲線で代表するように、人間は覚えたことを忘れるようにできています。”これはどうやら重要なことらしいぞ”と脳を騙しましょう。(2回目)

youtube

主に使用したチャンネルは宮崎さんと棚田さんです。
宮崎さんで全体像を掴み、棚田さんで法令上の制限を中心に補完していくイメージです。

宮崎さんの動画では超特急合格講座がおすすめ!

棚田さんの法令上の制限は必見です!

1.5倍速でいいのでとにかくまずは全体像です。
ざっと聞きましょう。この量を覚えるんだというイメージを持ちましょう。
一回聞いて覚えるなんて無理です。
聞いていた内容が問題を解くときに降ってきます。
その感覚になるまで聞きましょう。

分からなければ教科書を広げましょう。youtubeで探しましょう。ブラウザで検索してもOKです。その答えになる理由を説明できるようになるのが勉強です。

最後に

いかがでしたか?
仕事で使う方も、知識を広げたい方も、学歴コンプレックスをなくしたい方もどなたかの参考になれば幸いです。

合わせて簿記やFPの勉強もおすすめですよ!

ABOUT ME
のっぺり
沖縄に移住して10年が経ちました。関西と沖縄の好きなものや場所、考え方、お役立ちアイテムを紹介させて頂きます。何かお役に立てる情報になれば嬉しいです。 顔が薄いので、のっぺりです。永遠に観光客扱いされます。 卓球2段。30代後半からFP3級・簿記3級・中型自動車・中型二輪取得。

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