一言でまとめるとこんな本
どんな悩みが襲ってきても、これさえ気をつけると大丈夫。
それが反応しない=判断しないということ。
本書に書かれている事項を実践すれば、消えない悩みはもちろん、悩み自体が発生する機会を減らすことが出来ます。
学びポイント3つ
1,判断しない
どんなことも心の反応から始まっています。それが判断するということ。これは良い・悪いということや、この人はこう思っているに違いないということもすべて自分の判断です。気にせずいきましょう。無視です。無視。
2.3つの執着を捨てて、慈悲喜捨の心で接する
人には様々な執着があります。代表的な3つの執着として
1.求めるものを得たいという執着
2.手にしたものがいつまでもつづくようにという執着
3.苦痛になっている物事をなくしたいという執着
があります。このような執着を手放し、以下の心で接すると、他人に振り回されなくなります。それが、以下の4つの心です。
1.相手の幸せを願う慈の心、
2.相手の苦しみ悲しみを理解する悲の心
3.相手の喜び・楽しさをそのまま理解する喜の心
4.捨て置く心・反応しない心。欲や怒りにストップをかける心
3.心の後ろ半分は自分の心を見ることに使う
生活していると、たくさんの感情が自分の中に渦巻いて発生してきます。他人の感情を受け入れすぎず、そういう感情なんだねと理解する際や、自分が他人と接している中で伝えている感情を冷静に見る自分をもうひとり誕生させましょう。まさにリトルホンダのようですね。常に自分で自分を客観的に見る。執着や、その他の感情にむやみに流されないようにするにはとても重要だと感じました。
今後の生活に生かすこと
様々な人に会ったり、書籍に触れていると自分と違う考えや意見に出会う確率が増えていきます。それを自分の常識で図ったり、自分の意見に賛同させようとする労力はもったいないと割り切る気持ちが大切です。他人の考えは変えられない・それは他人が決めることと割り切ることができれば、本当に自分がやりたいことにフォーカスすることができるのではないでしょうか。
そのためにも、先程あげた、3つのポイントのように執着にこだわらず、自分でどうにかできることに集中する。慈悲喜捨の心や、心の後ろ半分は自分の心を見るなどの対応をとっていきたいなと感じました。
まとめ
今回は反応しない練習で学んだポイントをまとめました。本書にはもっと具体的な実践や今回のポイント以外にも大切なことがたくさん書かれていますので、気になる方は是非本書をとって御覧ください。
マルクスアウレリウスの自省録や、エピクテトス、アドラー心理学にも通じる部分が多いなと感じる1冊でしたので、良ければそちらも併せてご覧下さい。
ではまた!
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